10月25日(金) UPAナショナルズ二日目

さて二日目の今日は昨日の予選リーグの結果を基に順位決定リーグが組まれる。うちはDoG(ボストン)とJohnny Bravo(コロラド)と対戦。

第一試合はJohnny Bravo。このチームとは6月のオレゴンの大会で対戦して勝ってるが、UPAベスト8にいつも顔を出す強豪チーム。ディフェンススタートで始まったが、最初のオフェンスがいきなりブレイクされ、0-2とリードを奪われる。

その後、フュリアスもブレイクを取り返し、オフェンスが点を重ねる展開に。そしてそのまま8-7Johnny Bravoリードで前半終了。後半から気合を入れ直し、逆転と行きたかったのだが、逆に先にブレイクを許す苦しい展開。その後、じりじりと点を取り返し、13-13で同点に。

両チーム1点ずつ取って、14-14になったところで2点差を相手につけるか、17点先取した方が勝ちという状態に。さらに1点ずつ取り合い15-15。常にJohnny Bravoがリードする厳しい試合展開。

あとがないFurious Georgeはオフェンスセットのマイクやアル、カークをディフェンスセットにつぎ込み逆転を試みる。だが、カットしたと思われたロングパス(マイクが触った)が相手がボブリングしながらもキャッチして16-15となる。

そしてこのオフェンスをFurious Georgeはミドルシュートをスローミスし、相手にチャンスを与えてしまう。うちは必死のディフェンスを試みるも、Johnny Bravoの思い切ったロングパスが決まり万事休す。15-17、Johnny Bravoにまさかの敗北。

試合を通して、相手のロングパスにやられた。書き忘れたが、今日も昨日も風がほとんどない。それなのに、うちは相手に比べてロングが少ない。ここ最近、風があることを想定して、ロングを控えてきたせいだろうか。それに対してJohnny Bravoはガンガン思い切って打ってきて、それがかなりの確実で決まっていた。相手が各上とされているFurious Georgeだから逆に迷いがなかったのだろう。

自分の出番は一度もなし。だが、常に用意はしていた。しょうがない。次のDoG戦に向けて気合を入れなおすだけだ。試合の出番がなくても不思議とくさることもない。周りを見渡しても1試合に1・2ポイント、もしくは出番がないプレーヤーが結構いる。でも彼らもチームの一員として必死に応援し、出番が来たら燃えている。だから自分も自然とそういうことができるようになったのだろう。

さて、明日からの決勝トーナメントでいいシードを獲得するために負けられない本日2試合目はDoG。現ディスクマニアの本田さんも所属した、1994〜1999まで前人未踏のUPAナショナルズ6連覇を成し遂げた言わずと知れた強豪チーム。この夏の世界クラブチーム選手権でも準優勝している。

先にブレイクしたのはオフェンススタートのDoG。しかし、すぐにブレイクし返したFurious Georgeは、さらに前半終盤にブレイクして、8-7のFurious Georgeリードで前半終了。Furious Georgeのオフェンスで始まった後半だが、いきなりDoGが再ブレイクし8-8に。その後9-9から、Furious Georgeのディフェンスが炸裂。4連続得点して、13-9とリードを奪う。

そしていよいよ巡って来た僕の出番。マン・ツー・マンでハンドラーを捕まえた僕はあまり速くない相手をゴール前までシャットダウン。というかあんまり動かないハンドラーで2回くらいしかディスクをもらいに行かなかったのだが。。。この人めがねかけてるし、みるからにオッサンであまり運動できそうにないんだよね。

それでもDoGは粘って短いパスで着実にディスクを進め、時間がかかりながらもゴール前にディスクを運ぶ。そしてゴール前で僕のマークしていた相手がカットを踏む。結構カウントが詰まっていたので、僕も「来る!」と思ってピッタリつく。

トラップサイドのゴールに飛び込んだ相手にピッタリついていた僕だが、僕の背中越しに出されたフワッとしたパスをキャッチされ、ゴール。14-10に。自分の中ではフリーにしたつもりないし、カウント詰まっていたのでちょっと苦し紛れっぽくもあったけど、僕のディフェンスしていた相手に出されたのは事実。

ディフェンスはカットしないとダメだ。悔しいけど、相手にやられた。ここでうちが得点したらかなりでかかったんだけどね。体のキレはいいんだけど、相手にアジャストできなかった。サイドラインからしっかり見ていて研究していたつもりだったんだけど。。。

次のポイントはDoGがブレイクし。14-11と差が縮まる。さらに次のオフェンスもうちのスローミスでターンオーバー。しかし、フォーチュナット(DoGのエースカッター)へのロングパスをポーチしたマイク(Furious Georgeのエースカッター)がすんごい高さのダイブカットでブロック。これは凄かった。あの背の高さの人が数秒間空中に浮いていた感じだ。

その値千金のディスクを確実に繋ぎ、Furious Georgeが得点。15-11で、世界クラブチーム選手権準決勝のリベンジを果たす。さすがにこの時は皆盛り上がって雄叫びを上げていた。もちろん僕もありったけの声を振り絞って、勝利の雄叫び。

この勝利により、第一試合に負けたもののFurious Georgeがこのリーグでの一位を獲得。明日からの決勝トーナメントでいいシードを獲得するという目標を果たすことに成功。DoGは3位となりちょっと厳しい状況になった。

僕らの勝利の直後、もう一つの順位決定リーグでは波乱が起こっていた。Sockeye(サカイ:シアトル)がUPAナショナルズ2連覇中&世界チャンピオンのCondors(コンドルズ:サンタバーバラ)を破ったのだ。サカイは今年はとてもいいチームだったのだが、これは波乱と言っていいだろう。

これにより、DoGとCondorsの対戦が準々決勝で実現することに。さらに言えば、その勝者がFurious Georgeと準決勝で当たることに。ここまで来るとちょっとした流れで勝利が入れ替わるので、何とも言えないが、DoGとCondorsは厳しい組合せになったことは間違いない。

今日は2試合で試合終了。3時過ぎには宿泊先の貸しコンドミニアムに帰り、併設されているプールでのんびり。明日からの試合に備える。プレーできるチャンスがありますように。常に自分が試合でプレーしている姿をイメージしてチャンスに備える。

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