8月9日(金) 世界大会六日目

日曜から始まった世界大会も後2日。明日は決勝だけだから、もし今日負けるようなことがあると今日で終わりだ。準決勝の相手は言わずと知れた強豪チーム「Death or Glory」(通称DOG)。1994年から1999年までUPA6連覇、加えて1996年世界選手権(USA代表として出場)、1999年世界クラブチーム選手権優勝と華々しい成績を上げている。

ここ2年、チームの若返りがあったこともあり、ちょっと優勝からは遠ざかっているが、いつも優勝候補の一角にあげられるチームだ。試合も開始当初から緊迫したムードだ。試合序盤はうちが主導権を握り、4-2とリード。ここで僕にこの試合初めての出番が。気合を入れて挑んだが、ディフェンスから始まりT.O.を起こすも僕がついていたディフェンスが結局スコア。

状況としては、トラップをかけていたサイドで1対1で奥に走られてディスクをキャッチされた。原因は僕がディスクの位置を確認しなかったこと。こっちが再びT.O.されてディスクを奪い返された後で、パスが結構ポンポンと通っていて、思ったよりもディスクが進んでいた。それと、相手に体を寄せきっていなかったこと。初めてつく相手だったので、ちょっと様子を見る感じで離れてしまっていた。もう少し体が近ければ、体を入れて最初の数歩のスピードを殺すことができたかも。ま、過ぎたことはしょうがない。これを教訓に次はいいプレーをするしかない。

試合はここから、DOGが4点連取(確か)で5-7となる。これからイーブンペースで7-9のDOGリードで前半終了。両チームともディフェンスが良く、オフェンスがなかなか点をスムーズに取れない展開。そういうわけで、時間も刻一刻と過ぎていき、タイムキャップへ。結局、前半のリードを守りきられ13-10で敗退。

今回は最低でも決勝進出を狙っていたので、かなりがっくし。個人的にも1ポイントだけもらえた出場のチャンスにやられていたので、かなり悔しい。DOGとはいつも接戦だが、実は僕がFurious Georgeに入ってから負けたのはこれが初めて。

そんながっくりムードの中、向かえた3位決定戦の相手はこれまたUPAの常連Sockeye。ただ、ここ数年はUPAの出られなかったり、出てもベスト8に入れなかったりと低迷気味だったが、この大会は去年のUPA準優勝のJAMを破って、ここまで来ている。そんなノリノリの相手にうちはミスを連発し、9-17で敗退。

去年から今年にかけて少なくとも5回は対戦して1回も負けたことがない相手に見るも無残に惨敗。UPAのチーム同士、やはり力の差はほとんどないから、こうやって集中力がないとここまで点差が開いてしまうんだね。メンタルって大事だよと実感した試合でした。

<Furious George の今大会の結果>
・一日目
 vs Shaka(USA,Hawaii)  ○ 17-3
 vs Chevron Action Flash(GB)  ○ 16-14
・二日目
 vs Tsete Fly(South Africa)  ○ 17-0
 vs King Brown(Australia)  ○ 17-9
・三日目
 vs Feral(Australia)  ○ 17-6
 vs Buzz Bullets(Japan)  ○ 17-12
・四日目
 vs Ragnarok(Denmark)  ○ 17-6
 vs Electric Pig(USA)  ○ 17-9
・五日目
 vs Flying Angels(Switzerland)  ○ 17-6
 vs Sub Zero(USA)  ○ 16-15 (準々決勝)
・六日目
 vs Death or Groly(USA,Boston)  × 10-13 (準決勝)
 vs Sockeye(USA,Seattle)  × 9-17 (3位決定戦)
●結果4位 10勝2敗

感想:
Furious George が強いおかげで、それなりに出場時間をもらうことができ、それなりのプレーができたと思う。特に1ポイントだけだったが、準決勝でのプレーはいい経験になった(やられたんだけどね…)。去年のUPAの準決勝では出場機会を与えられなかったからね。ただ、もっともっとプレーしたい。オフェンスセットでもディフェンスセットでもどちらでもいいから、スターターの位置を獲得したい。

古巣の文化シヤッターとも対戦できたし、日本の他のチームの試合も見ることができた。まだまだ日本のレベルが北米に追いついてないと実感した。一つ一つのプレーに対する執着心が大きく違うと思う。その積み重ねが大きな差となるのだと思う。日本も文化一強時代みたいだが、もっと同等に戦えるチームが出てきて、高いレベルで切磋琢磨し合えば、レベルがあがると思う。

ただレディースはMUDがベスト8に入ってるし、今回は奮わなかったけどスパイラルも強い。世界に通用する実力はあると思う。足りないのは人数かな。。。いろんなことが見えた世界大会であった。参加した皆さんお疲れ様でした。いつか日本が男女アベック優勝する日を夢見てがんばりましょう!

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