10月8日(火) 意識改革

今日は夜8時から約2時間ナイター練習。昨日1日ゆっくり休んだせいか、今日はなかなか調子がいい。体のキレはそこそこだが、ディスクに対する感覚がいい感じだ。特にキャッチの時にすごいその感覚を感じる。いつもこうだと楽チンなんだけどね。今日はほんとに無風だったから、それも良かったんだろうけど。

実はリージョナルズ後に自分の中で意識改革をした。先月末の週末の日記を読んでもらえればわかるが、自分の中で「これでいいのか?」という気持ちが大きくなってきたことが大きい。自分のしてきたことを変えることはとても勇気がいったが、リージョナルズ後一週間、ディスクから離れて考える時間ができたので、良く考えることができた。そして決心した。

それは一言で言えば「チャレンジすること」。去年からそうだが、僕はこのチームに入ってからオフェンスではミスをしないことを心がけてプレーしてきた。だから少しでも不安要素があったら、その選択肢は消してきた。

しかし、確実性はアップする一方、積極性を失っていたとも思う。確かに100%に近いスローの確立を誇っても、それがすべてオープンのミートパスのみであるなら、あまり相手にとっても脅威ではない。例えば、マーカーの裏に誰かが走っても、それを消してしまうのが今までの僕だったような気がする。

それでいいと思っていたのもあるし、ミスを犯すのが恐かったというもあるだろう。でも、僕に求められていることはそれ以上のことだと分かった。それ以上のことをしなければいけないと分かったのだ。正直、スローに自信はある。でも、試合ではそれを抑えてきたのが現状だ。

というわけで、今後は「チャレンジ」することにした。なんてこった、「アルティメットチャレンジャー」なのに「チャレンジ」してなかったとは。違う、今までは、確実性に「チャレンジ」していたのだ。「チャレンジ」してなかったわけではない。

これからは確実性が落ちるリスクを犯して、一つも二つも上のレベルのスローに「チャレンジ」するのだ。もちろん確実性が落ちることはあり得ると思う。落ちないかもしれない。でも重要なのはそこではない。ロングに人が走った時に果敢に「チャレンジ」する気持ち、マーカーをフェイクで振って裏にパスを出す「チャレンジ」する気持ちが大切だ。

思えば、学生時代は普通にそういうことをやっていたと思うが、社会人になってから、確実にプレーすることを心がけてるようになったと思う。カナダに来てからは、その傾向がとても顕著になった。

もちろん、これがうまく行く保証はない。でもやらなければ、現状は変わらないだろう。今のところ、ちょっとしたミスはあるものの満足できる状態が何とかキープできている。やっぱりロンが綺麗に通ったときや、マーカーの裏にパスを出したときは気持ちがいいもんだ。

あと2週間でナショナルズ(10月24日〜27日)だ。間に合うかはわからない。でも精一杯のことをするだけだ。答えは2週間後に出る。

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