10月30日(水) レディースの試合を振り返って

昨日アップし忘れた、部屋に飾ってあるみんなにサインをしてもらったユニホームとメダル。


さて今日も溜まった仕事をこなす。昨日結構片付いたので、だいぶ楽になった。昼過ぎから外回りにでかけ、帰宅したのは7時過ぎ。ゆっくりとチキンをオーブンで料理してお腹いっぱいほおばる。

さて今日は時間があるので、UPAナショナルズのレディースの決勝を振り返ろうと思う。決勝戦まで勝ちあがってきたのは、Lady Godiva(Boston)とFury(Bay Area:サンフランシスコ周辺)。Lady GodivaはUPAナショナルズ2連覇中確かで、1999年はFuryが勝っている。実はその前の1995年から1998年まで(確か)Lady Godivaが4連覇しているのだ。大方の予想はLady Godivaの勝利。早めにリードを奪い、競るながらも余裕の展開でいくだろうと言われていた。

最初にブレイクしたのはFury。でもLady Godivaがすぐにブレイクバックし、さらに前半終了間際にブレイクし、9-6のLady Godivaリードでハーフタイム。後半開始後もLady Godivaが2連取し11-6となる。この時点で、「Lady Godivaが優勝だな。」というムードが観衆の間に漂う。

しかし、ここから崖っぷちに立たされたFuryのゾーンディフェンスがピッタリはまる。Lady Godivaの足が止まり、なかなかゲインできない。そこでFuryがダイブカットしたり、Lady Godivaが我慢できずにミスしたり。あれよあれよというまに4点連取。11-10と一点差に詰め寄る。

ここで何とかLady Godivaが得点するものの、またFuryが2連取。ついに12-12と同点に追いつく。Furyの勢いは止まらない。さらにゾーンが決まり、ついについに13-12と逆転。観衆は予想できなかったFuryの頑張りに大興奮。

ほとんど無風の中でのゾーンがここまで決まるとは。9-6のLady Godivaリードからゾーンをかけ始めて、13-12のFuryリードまでは、実に7-1Furyというスコア。原因はLady Godivaのハンドラー以外の人達の足が止まったこと。それから、風がないのにアップサイドダウンスローやスクーバー、ハイバックハンドなどカップの頭を越すスローが全然なかったこと。こんなところだろうか。

あとでFuryの人と話しをしたら、Furyの人も何点かゾーンが決まってブレイクした時点で、そのようなスローを予想していたと言う。しかし、Lady Godivaは慎重になりすぎたのか、ほんとに一本もそういうスローを投げなかった。

逆転されて目が覚めたのか、そこからLady Godivaが盛り返す。すぐにブレイクバックすると、さらにブレイクをして、再逆転。13-12Lady Godivaリードとなる。そこから、行き詰まる展開。ターンオーバーが起きるもオフェンスが何とかキープし続ける。15-14のFuryのオフェンス中にタイムキャップを知らせるホーンが鳴る。

その後、Furyがスコアして15-15。これでゲームポイント17点となる。そこからもオフェンスがキープし合う展開が続き、ついに16-16。つまり取ったもん勝ち、ダブルマッチポイントだ。2002年UPAナショナルズの最後の試合がこの試合展開。ビールを程よく飲んだ観衆も大喜び。

オープン準決勝のFurious George VS DoG戦のようなスタンディングオベーションが沸き起こる。オブザーバーまでもが、両手を振り回し、観衆の興奮を煽る。

運命のポイント。夕日の中での最後のポイント。沈みかけている太陽がまるでこのポイントで今年のすべてが終わることを象徴しているようだ。

ここにきてFuryのディフェンスはマン・ツー・マン。それに対して、Lady Godivaのオフェンスが攻めきれない。ゴール前までディスクを運ぶも、プレッシャーに負けてミスを犯す。ここでターンオーバーを奪ったFuryのスローワーが自陣ゴール前で痛恨のスローミス。そのミスを逃さず、速攻でLady Godivaがスコア。17-16。Lady Godiva3連覇達成の瞬間だ。

苦しみながらもLady Godivaが優勝。それでもFuryの驚異的な粘り強さもすごかった。最後にスローミスしたFuryのプレーヤーは悔やんでも悔やみきれないだろうなー。もちろんチームメイトはその人を攻めることはないだろうが、やった本人が一番悔しいだろう。

純粋に見ていて、とても楽しい試合だった。ハワイ以来の約3ヶ月ぶりのビールを飲んで、酔っ払いながら、観戦。しかも試合がこんな展開。かなり楽しかった。

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